今回は少しイレギュラーに私の主人のエピソードを載せようと思う。
自販機でおつりを取ってポケットに詰め込んだ。車を停めたいつもトイレ休憩による公園のベンチで、一人の老人から話しかけられた。
「・・・すみませんが・・火をかしていただけないでしょうか。」
いきなりでおどろいた。こんなにも丁寧にものを頼まれたのはいつ以来だろう・・・。
ポケットからライターを拾いだして、彼の口元へ。そこには、この公園で拾ったのか元の半分くらいで先のつぶれて黒く擦り切れたタバコがくわえられていた。フィルターの根元になるまで何度も何度も吸われる捨てられていたマイルドセブンと、その老人の姿が重なった・・・。
小学校2年生ぐらいだったろうか。D君と僕は自転車を停めていたジュースの自動販売機前で老人に話しかけられた。「・・・・おじちゃん、ごっつい腹減ってるんや。ボクらおじちゃんにコーヒーおごってくれへんか。」ポケットに手を入れてボクは返事に困っていた。最近自動販売機のジュースは10円値上がりして110円出さないと買えないんだ。さっきお母さんからもらった一日のお小遣い100円では足りない。D君はあと10円もってるのかなぁ・・・「いやや!」D君は老人にきっぱりと言い張った。とても強い声にボクはただ驚いていた。老人は少しわらって「・・・いやかぁ」。僕らはその場を後にした。
12月のサンタなら、ダライラマなら、イエスキリストなら・・・どうするの。
「おいちゃん・・・ライター買いよ」といって僕はポケットから拾った500と書かれた銀色の丸い石をその老人に渡してその場を後にした。12月には珍しい暖かい晴れた日でした。
上記は彼の文章だ。さて、彼は偽善者か。それとも聖者にはなれない善人か。少なくともそんな行動は取れないであろう私にはそれを議論する資格すらない。「人生は最大の暇つぶし」と言ったのは誰だったか。その対象は我々を視ていらっしゃるであろう神か、それとも試されている人か。彼が出あった男性は明日もその公園でタバコを吸っているだろうか。願わくば、これからも今日と同じように日々が巡っていきますように。
WrittenBy: 野出侑良
自販機でおつりを取ってポケットに詰め込んだ。車を停めたいつもトイレ休憩による公園のベンチで、一人の老人から話しかけられた。
「・・・すみませんが・・火をかしていただけないでしょうか。」
いきなりでおどろいた。こんなにも丁寧にものを頼まれたのはいつ以来だろう・・・。
ポケットからライターを拾いだして、彼の口元へ。そこには、この公園で拾ったのか元の半分くらいで先のつぶれて黒く擦り切れたタバコがくわえられていた。フィルターの根元になるまで何度も何度も吸われる捨てられていたマイルドセブンと、その老人の姿が重なった・・・。
小学校2年生ぐらいだったろうか。D君と僕は自転車を停めていたジュースの自動販売機前で老人に話しかけられた。「・・・・おじちゃん、ごっつい腹減ってるんや。ボクらおじちゃんにコーヒーおごってくれへんか。」ポケットに手を入れてボクは返事に困っていた。最近自動販売機のジュースは10円値上がりして110円出さないと買えないんだ。さっきお母さんからもらった一日のお小遣い100円では足りない。D君はあと10円もってるのかなぁ・・・「いやや!」D君は老人にきっぱりと言い張った。とても強い声にボクはただ驚いていた。老人は少しわらって「・・・いやかぁ」。僕らはその場を後にした。
12月のサンタなら、ダライラマなら、イエスキリストなら・・・どうするの。
「おいちゃん・・・ライター買いよ」といって僕はポケットから拾った500と書かれた銀色の丸い石をその老人に渡してその場を後にした。12月には珍しい暖かい晴れた日でした。
上記は彼の文章だ。さて、彼は偽善者か。それとも聖者にはなれない善人か。少なくともそんな行動は取れないであろう私にはそれを議論する資格すらない。「人生は最大の暇つぶし」と言ったのは誰だったか。その対象は我々を視ていらっしゃるであろう神か、それとも試されている人か。彼が出あった男性は明日もその公園でタバコを吸っているだろうか。願わくば、これからも今日と同じように日々が巡っていきますように。

