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08/27: RAHOTU―奈良
螺髪(RAHOTU)とは、仏の毛髪のこと。「螺」は巻き貝を意味し、螺の数は仏によって違うそうです。
2000年2月に奈良ホテルのお向かいにオープンしたタイ料理店RAHOTUです。RAHOTUの特徴は、三輪素麺や大和肉鶏をはじめとして、野菜やハーブなども奈良地産にこだわったお料理を提供しています。
ちいさなお店の天井は、すてきな照明で個性的に彩られています。無国籍空間がすてき。本日いただいたのは、大和肉鶏とカシューナッツのバジル炒め、えびみそチャーハン、えびのレッドカレー、トムヤムクンにゅうめん、そしてタピオカ。ドリンクはケフィアヨーグルトのマンゴーラッシー。
大和肉鶏とカシューナッツのバジル炒めに悶絶した友は、そのソースをかけたライスを食したいとオーダーを追加。ライスは黒米かジャスミンライスから選べます。世の中で一番すきな食べ物は「えび」であるわたしは、友と半分こするために、無理をお願いしてえびみそチャーハンを大盛りにしていただきました。えび好きにはたまらん、脳天を突き抜けるほどの濃厚な旨さに眉間の皺が増えます。
えびのレッドカレーは黒米かジャスミンライス、三輪素麺のいずれで食するかを自由にオーダーできます。カレーを三輪素麺で食べるなんて、RAHOTUでしかできないですよね?迷わず三輪素麺をチョイス。ココナツミルクが効いたレッドカレーに、三輪素麺がこんなに合うなんて!まさに丼の中はシルクロードの交錯点!あとは、RAHOTUに来たらこれを頼まずしてどうする、ということでトムヤムクンにゅうめん。これも三輪素麺使用です。辛酸っぱくて美味しい!
デザートは自家製のタピオカ。ココナツミルクが本物の濃さで、ナタデココやベリーも入っていて大満足のやさしいおいしさ。
テイクアウトでパイナップルのチーズケーキとかぼちゃのケーキをいただきました。 「食べるたのしみ」を大切にしてほしいという願いがこもったお店は、奈良を愛する気持ちが重なるあたたかな空間なのです。
奈良市高畑町1073-2
11:30~14:30 17:30~22:00
0742-24-1180 月曜定休
奈良市高畑町1073-2
08/23: ZU-RO design―奈良
今回はカフェではないのですが、ちょっとイレギュラーにジュエリーショップをご紹介します。以前もちらと書きましたが、両耳にピアス、ロンゲがちょんまげの今風イケメンながらも、おっとりと上品な雰囲気が奇跡の調和を保つZU-ROさん。
お父様は高名な仏師、お姉様は載金(きりがね)師という職人一家の一級貴金属加工国家技能士さんです。
このたび婚約したものの、エンゲージリングなどとても買うことができないわたしたちに、母が37年前に父から贈られたエンゲージリングを譲ってくれました。プラチナの立爪でとても立派な品でしたが、わたしが使いやすいようにリフォームしてもいいとのことでしたので、ZU-ROさんにお願いした次第。デザインはわたしが提案し、あれこれと細かい注文を付けるのにもいやな顔ひとつせず、にこにこと応じて下さるZU-ROさん。あたたかくてこころのおおきなオトコマエです。
この37年、まったくダイヤモンドに興味のなかった母ですが、リフォームしたものを見せた途端、「これもそうして欲しい」と祖母のダイヤモンドを取り出しました。ダイヤモンドで女系は続く。今回一番トクをしたのは、エンゲージリングがリフォーム代だけで済んだ隊長の懐でしょうか。
マリッジもZU-ROさんで創って頂くと、工料と材料代だけと格安。百貨店などでダイヤモンドやマリッジを見ては「これが市場価格というものか」と蒸し暑い夏もすうっと涼しくなるのでした。
親切丁寧、根気よく話を聞いて下さり、妥協のない仕事をしてくださるZU-ROさん。リングデザインも素人のわたしがああだこうだと言うのを根気よく聞いてくださり、具象化してくださいました。ラインや石の間隔など、些細なことにこだわるわたしの要求のために、完成してからも二度の創り直しにさえ応じてくださる懐の深さには感謝しきりです(ほんますいませんでした…)。
マリッジもセットリングとしてオーダーしました。最初はマリッジなんかいらないねーと話していたものの、ZU-ROさんのお人柄やいろんな貴金属界のお話を聞く内に、ZU-ROさんが創ってくださったものを一生たいせつな記念の品にしたいと改宗してしまいました。
リフォーム、フルオーダー、エンゲージ、マリッジのデザインetc…。さまざまなわがままにおおらかに応えてくださるZU-ROさんの技は期待を裏切りません。指輪のサイズ直しや石のキズ取り他、あらゆるメンテナンスにも応じてくださいます。見積もりやデザイン画作成が無料という信じられないおおらかさも、奈良の匠の心意気かもしれません。お店には半貴石のブレスレットやオリジナルジュエリー、載金(きりがね)細工の工芸品などが手頃な値段で販売されています。場所はカフェ、カナカナのおとなりです。
ならまちにお出かけの際はぜひどうぞ。
ZU-RO design
奈良市公納堂町11
TEL 0742-24-1203 月曜定休
奈良市公納堂町11
08/22: JACINTHE cafe―奈良
ならまちの古民家通りの空気の中で、思わず見落としてしまいそうになるのが、ヒヤシンスカフェです。
築100年のお茶屋を改造したカフェは、以前は1階がオリヅル社という着物雑貨店で、2階はヒヤシンスカフェという構造でしたが、現在は2階のヒヤシンスカフェがメインです。昔ながらの幅の狭いほそい階段を2階へと上がると、そこは吹き抜けの天井が高々としたブチ抜きの大広間。高い天井には太くて立派な梁が何本も渡されていて、基礎のしっかりした建物であることがわかります。
外の光をゆるやかに取り入れるすり硝子の空間には、ひっそりとした空気がゆるゆると流れています。
メニューは日替わりのランチやトマトバタークリームチキンカレー、カンパーニュサンド、フレンチトースト、ブリュレやガトーショコラ、チーズケーキなど。メニューは折々変化があります。ヒヤシンスカフェの最大の魅力のひとつめは、ゆったりした空間で心ゆくまでマンガが読めること。魚喃キリコや岡崎京子、ジョージ朝倉のマンガがそろっているだけでも大感激。男性用のマンガも(作者を覚えてませんが)たくさんあります。
魅力のふたつめは、オーガニックのハーブティー。「植物そのものを食して、精神、肉体とも健康で美しく」がオーナーの心意気。ヒヤシンスカフェオリジナルブレンドのハーブティーは種類も豊富で、そしておいしいのです。
ハーブは日常のちょっとした気になる症状を改善、緩和する効果があり、人間が本来持つ自然治癒力を高めることができるそうです。オーナーは、環境と安全の両面から信頼できるハーブを世界各地から取り寄せ、各症状に合わせたブレンドティーを提供、販売しています。
今日いただいたのは、「デトックス」に効くというなるハーブティー。これはダンデリオンルート、マテ、バードックルート、ネトル、ローズヒップ、ペパーミント、ジュニパーペリー、リコリス、レッドクローバー、ローマンカモミールのブレンドです。
このハーブティーに含まれているダンデリオンとバードックには解毒作用があり、腸内環境を整えてくれたり、脂肪の分解に欠かせない胆汁の分泌も促進します。マテにも脂肪分解作用があり、さらにビタミン・ミネラルを豊富に含んでいるので体内の様々な代謝に役立ちます。また、ネトルもミネラル豊富で、さらに浄血作用があり体質改善に使われています。ジュニパーベリーにはむくみ防止効果もあるなど、身体にうれしい成分がたくさんつまったブレンドです。草の根の味がほのかな苦みで力強い香りがしました。養命酒とリコリスキャンディー好きのわたしには見た目にもきれいでおいしくて、その上からだの症状にいいとくれば言うことなし。むくみがひどくてここ2ケ月間指輪が入らなかったのですが、このハーブティーを頂くと、4時間ほどしてむくみがとれ、指輪が入るようになりました。すごい!
ハーブティーをアイスで頂き、岡崎京子をゆっくりと3冊読み通して大満足。オーナーとあれこれとしゃべりしつつ、ハーブティーを買い求めて帰りました。「まだ模索中で完成形ではないんですが」とおっしゃる包装もとってもおしゃれで、誰かに贈りたくなるほどすてき。オリジナルのハーブティーは、お悩みの症状にあわせてHPから購入することもできます。是非ご覧くださいませ。
天井を飾るおおきな照明はヒヤシンスをイメージした特注品ですか?とうかがうと「ぼくがひろってきたんです…でも、そういうことにしておきます」とオーナー。
そういうゆるさも、またすてき。
奈良市南市町14-1
12:00~21:00 水曜・木曜定休
0742-24-5212
奈良市南市町14-1
08/22: プリン80 cafe―奈良
奈良は餅飯殿商店街を少しそれたところに入り口のあるちいさなお店、
プリン80 cafeです。

2008年4月に現オーナー・プリンさん(仮名)が先代オーナーから譲り受けたお店で、その名の由来は元オーナーのお誕生日が8月10日だからとか。元オーナーは現在もちいどの夢キューブ向かいで「スルニチコ」という雑貨カフェを新たにひらいておられます。
プリンさんは元パティシエで、お菓子はすべて手作り。10畳少しのお店はかなりこじんまりしていますが、「ちいさなお店で最高のお菓子を!」がプリンさんの心意気です。

ランチメニューはなく、スイーツとドリンクがメインです。紅茶は英国式のゴールデンルールを忠実に守り、ポットに2杯分供されます。セイロン、ニルギリ、アッサム、ダージリン、アールグレイの基本路線はもちろん、アップルやライチなどのフレーバーティーや、ミルクティーの種類も豊富です。他のソフトドリンクも妥協なしのオリジナルで、ちょっとここではご紹介しきれません。

スイーツはスコーン、フレンチトースト、ベリーとラズベリーのクリームチーズケーキ、など豊富ですが、わたしのおすすめはたっぷりの完熟バナナをつぶして低温でじっくりと焼き上げた濃厚なバナナケーキや、はちみつとヨーグルトを添えたバナナチーズケーキ。そしてズッキーニがたっぷり入ったうすみどり色の断面も美しいズッキーニのパウンド風ケーキ。これにはメイプルシロップと生クリームがついています。ズッキーニが大量に使用されているそうですが、軽い食感でぱくぱくっと食べてしまいます。
お店にはたくさんのモビールがゆらゆら。おもわず「これ、売ってください」とおねがいしてしまうほどすてきな雑貨がたくさん飾られています。プリンさん、あの浜松土産のサイケなグラス、ほんとうにいいですよね。あれでジンロを飲みたいです。
おなじものにどこかで出会えないものかしら…。

お店をひとりで切り盛りするプリンさんは明るく元気。おしゃべりしていると元気をもらえます。以前一度おじゃました時のわたしを覚えていてくださったのも感激ポイント高かったです。奈良カフェ情報もいろいろありがとうございました。プリンさんの焼き菓子はおおらかでダイナミックかつ、あたたかくて繊細です。
餅飯殿商店街の、この看板が目印です。
奈良市光明院町10 2F
11:00~18:00 不定休
TEL 0742-24-8003
奈良市光明院町
プリン80 cafeです。
2008年4月に現オーナー・プリンさん(仮名)が先代オーナーから譲り受けたお店で、その名の由来は元オーナーのお誕生日が8月10日だからとか。元オーナーは現在もちいどの夢キューブ向かいで「スルニチコ」という雑貨カフェを新たにひらいておられます。
プリンさんは元パティシエで、お菓子はすべて手作り。10畳少しのお店はかなりこじんまりしていますが、「ちいさなお店で最高のお菓子を!」がプリンさんの心意気です。
ランチメニューはなく、スイーツとドリンクがメインです。紅茶は英国式のゴールデンルールを忠実に守り、ポットに2杯分供されます。セイロン、ニルギリ、アッサム、ダージリン、アールグレイの基本路線はもちろん、アップルやライチなどのフレーバーティーや、ミルクティーの種類も豊富です。他のソフトドリンクも妥協なしのオリジナルで、ちょっとここではご紹介しきれません。
スイーツはスコーン、フレンチトースト、ベリーとラズベリーのクリームチーズケーキ、など豊富ですが、わたしのおすすめはたっぷりの完熟バナナをつぶして低温でじっくりと焼き上げた濃厚なバナナケーキや、はちみつとヨーグルトを添えたバナナチーズケーキ。そしてズッキーニがたっぷり入ったうすみどり色の断面も美しいズッキーニのパウンド風ケーキ。これにはメイプルシロップと生クリームがついています。ズッキーニが大量に使用されているそうですが、軽い食感でぱくぱくっと食べてしまいます。
お店にはたくさんのモビールがゆらゆら。おもわず「これ、売ってください」とおねがいしてしまうほどすてきな雑貨がたくさん飾られています。プリンさん、あの浜松土産のサイケなグラス、ほんとうにいいですよね。あれでジンロを飲みたいです。
おなじものにどこかで出会えないものかしら…。
お店をひとりで切り盛りするプリンさんは明るく元気。おしゃべりしていると元気をもらえます。以前一度おじゃました時のわたしを覚えていてくださったのも感激ポイント高かったです。奈良カフェ情報もいろいろありがとうございました。プリンさんの焼き菓子はおおらかでダイナミックかつ、あたたかくて繊細です。
餅飯殿商店街の、この看板が目印です。
奈良市光明院町10 2F
11:00~18:00 不定休
TEL 0742-24-8003
奈良市光明院町
08/21: COCOA Shop AKAI TORI―大阪
心斎橋の喧噪を一筋それたちいさなビルの二階の隠れ家。ここが1972年創業のココア専門店「AKAI TORI」。お店の名前は大正時代に創刊された児童文学誌「赤い鳥」にちなんでいます。壁には一面、世界中のココアの缶がびっしりとディスプレイされており、壁にはベージュに変色した雑誌「赤い鳥」の切り抜きがコラージュされています。

メニューはすべてココア。ココアはオランダのデ・ザーン社のものをベースに使用しているそうです。ココアの種類はしょうがやココナッツ、赤唐辛子、かぼちゃなどのスパイスが入ったものや、リキュールが入ったものもあります。ドルチェはココアプリンやスコーン、チョコレートペーストを塗っていただくクラッカーなど。めずらしいのは「メドゥーサ」。これはアイスクリームにチョコレートソースをかけていただくものですが、このチョコレートペーストは30秒で固まってしまうそうで、お面をつけて待つという演出も粋です。写真のココアはアイスクリームにラム風味の冷たいココアをかけたアイスココア。はじめての味わいはトリコになるほど魅惑的。

わたしが注文したのはホットココアとバードネストケーキ。それまではココアと言うと、水っぽかったり、すぐに冷めたり、ココア成分が下に淀んだりしてあまりおいしいものだと思わなかったのですが、このココアはなかなか冷めず、最後までチョコレートの味がひとつの状態で継続します。浮かんだマシュマロのほのかなバナナの風味もまたよし。それまでのココア観を一変させてくれました。濃厚なココアが真夏にも楽しめるのは本物の味だからこそ。

バードネストケーキは、ココットの容器に入ったロールケーキの上に生クリームとココア、ココアフレークをあしらい、上に鳥のかたちのクッキーを載せたもの。お皿の上に小さな赤い鳥がとまったケージをかぶせ、鳥かごの中にケーキがある状態で供されるのは、食べるのが惜しいほど。
メニューの裏にはココアを愛した森茉莉や稲垣足穂がものしたココアのイラストがあしらわれています。ココアを中心に展開する美の世界は、その味も香りも、そして記憶までもが甘美であることは間違いなし。ココアから一貫して発せられる美意識の集大成であるAKAI TORIは、甘やかな時間に耽溺することがゆるされる大切な隠れ家なのです。

大阪市中央区心斎橋筋2-7-25 金子ビル2F
TEL 06-6211-6638
12:00~22:00 水曜定休
大阪市中央区心斎橋筋2-7-25 金子ビル2F
メニューはすべてココア。ココアはオランダのデ・ザーン社のものをベースに使用しているそうです。ココアの種類はしょうがやココナッツ、赤唐辛子、かぼちゃなどのスパイスが入ったものや、リキュールが入ったものもあります。ドルチェはココアプリンやスコーン、チョコレートペーストを塗っていただくクラッカーなど。めずらしいのは「メドゥーサ」。これはアイスクリームにチョコレートソースをかけていただくものですが、このチョコレートペーストは30秒で固まってしまうそうで、お面をつけて待つという演出も粋です。写真のココアはアイスクリームにラム風味の冷たいココアをかけたアイスココア。はじめての味わいはトリコになるほど魅惑的。
わたしが注文したのはホットココアとバードネストケーキ。それまではココアと言うと、水っぽかったり、すぐに冷めたり、ココア成分が下に淀んだりしてあまりおいしいものだと思わなかったのですが、このココアはなかなか冷めず、最後までチョコレートの味がひとつの状態で継続します。浮かんだマシュマロのほのかなバナナの風味もまたよし。それまでのココア観を一変させてくれました。濃厚なココアが真夏にも楽しめるのは本物の味だからこそ。
バードネストケーキは、ココットの容器に入ったロールケーキの上に生クリームとココア、ココアフレークをあしらい、上に鳥のかたちのクッキーを載せたもの。お皿の上に小さな赤い鳥がとまったケージをかぶせ、鳥かごの中にケーキがある状態で供されるのは、食べるのが惜しいほど。
メニューの裏にはココアを愛した森茉莉や稲垣足穂がものしたココアのイラストがあしらわれています。ココアを中心に展開する美の世界は、その味も香りも、そして記憶までもが甘美であることは間違いなし。ココアから一貫して発せられる美意識の集大成であるAKAI TORIは、甘やかな時間に耽溺することがゆるされる大切な隠れ家なのです。
大阪市中央区心斎橋筋2-7-25 金子ビル2F
TEL 06-6211-6638
12:00~22:00 水曜定休
大阪市中央区心斎橋筋2-7-25 金子ビル2F
08/19: みりあむ―奈良
志賀直哉旧居、新薬師寺、福智院などの旧跡近く、奈良教育大学斜め向かいの県道沿いにあるちいさな喫茶店みりあむです。

山小屋のようなちいさな木造のお店の中にはびっしりと様々な写真集や「太陽」のバックナンバーがそろえられています。いまから25年前、美大生時代に仏像や建造物を見るために訪れたマスターが恋した奈良ではじめたお店です。東京のインドカレー屋で学んだというカレーはチャコールグレーのさらさらカレー。京都の「インディアン」が閉店した今、カレーランキング一位はこのみりあむのカレーです。カレーは大盛りも可でドリンクとセットにもできます。
最初に小皿に盛られたレーズンが供されます。レーズンを食べつつカレーを待ち、ライスに少し散らすのもよし。カレーのあとには無糖のプレーンヨーグルトが付きます。口の中がすっきりします。ランチはカレーとシチューライスのみで、ガトーショコラや本日のケーキもおすすめです。その日その日の焼き菓子も大きなビンにディスプレイされています。

ケーキやお菓子を焼くのはマスターの奥様、フランス人のミリアムさん。そう、このお店の名前は奥様の名前でもあります。マスターひとりがお店にいるときは店内は渋い男の隠れ家、という空気なのですが、ミリアムさんがあらわれるや、ぱあっと花が咲いたような明るさが…。わたしが訪れた日のミリアムさんは髪を軽くポニーテールにして、ピンクの小花模様の膝丈ワンピースを着ていました。その裾をくるくるさせて店内を歩くミリアムさん。まるで「ロシュフォールの恋人たち」のカフェのよう。
たぶん、ミリアムさんは40歳以上のはず。でも、その少女が着るような花柄のピンクのワンピースがとても似合っていて素敵でした。
お店の名前を奥様の名前にするとは、マスターも愛のひとですね。とってもすてきなエピソード。あこがれる夫婦像です。

奈良市高畑町840
11時~20時 日曜定休
0742-23-3428
奈良市高畑町840
山小屋のようなちいさな木造のお店の中にはびっしりと様々な写真集や「太陽」のバックナンバーがそろえられています。いまから25年前、美大生時代に仏像や建造物を見るために訪れたマスターが恋した奈良ではじめたお店です。東京のインドカレー屋で学んだというカレーはチャコールグレーのさらさらカレー。京都の「インディアン」が閉店した今、カレーランキング一位はこのみりあむのカレーです。カレーは大盛りも可でドリンクとセットにもできます。
最初に小皿に盛られたレーズンが供されます。レーズンを食べつつカレーを待ち、ライスに少し散らすのもよし。カレーのあとには無糖のプレーンヨーグルトが付きます。口の中がすっきりします。ランチはカレーとシチューライスのみで、ガトーショコラや本日のケーキもおすすめです。その日その日の焼き菓子も大きなビンにディスプレイされています。
ケーキやお菓子を焼くのはマスターの奥様、フランス人のミリアムさん。そう、このお店の名前は奥様の名前でもあります。マスターひとりがお店にいるときは店内は渋い男の隠れ家、という空気なのですが、ミリアムさんがあらわれるや、ぱあっと花が咲いたような明るさが…。わたしが訪れた日のミリアムさんは髪を軽くポニーテールにして、ピンクの小花模様の膝丈ワンピースを着ていました。その裾をくるくるさせて店内を歩くミリアムさん。まるで「ロシュフォールの恋人たち」のカフェのよう。
たぶん、ミリアムさんは40歳以上のはず。でも、その少女が着るような花柄のピンクのワンピースがとても似合っていて素敵でした。
お店の名前を奥様の名前にするとは、マスターも愛のひとですね。とってもすてきなエピソード。あこがれる夫婦像です。
奈良市高畑町840
11時~20時 日曜定休
0742-23-3428
奈良市高畑町840
08/13: 懐石カフェ蛙吉―京都
昨年4月、奈良と京都を行き来していた頃、近所にちょっと変わったカフェが生まれました。その名も「懐石カフェ蛙吉」。「かえるきち?」いいえ、アキチと読みます。アチキではありません。蛙吉のオープン数日前に店の前を通りかかったわたしは、店の前でハーブの手入れをする女性の姿に「カフェセンサー」が働き、「なにかできるんですか?」と興味津々尋ねたのでした。その女性はオーナーらしく、懐石カフェを開きますのでお気軽にどうぞー、あ、わたし近所なんで、じゃまた来ますー、と月並みな会話を交わして以来現在まで。その存在はずっと気になっていたのですが、京阪伏見稲荷の前と来てすっぴん部屋着でうろつけるほどご近所なわたしは、なかなか蛙吉のドアをくぐることができないまま、1年が経ちました。

晴れてそのドアをくぐりましたる蛙吉でございます。以前は昭和遺産のような大衆酒場だった築30年近い日本家屋を改装したおしゃれな造り。外見はごく普通の、おしゃれなドアが目をひく一軒家ですが、ドアをあけると思いがけず天井の高い開放的な空間が!
店内のあちこちに飾られたカエルグッズはオーナーの趣味で集められたものだとか。豆サイズのころりんとした豆カエルから、最大サイズは2階和室の赤カエルまで。小椅子?というほど大きな赤カエルは東南アジアで見つけた逸品で、口があんぐりと開いて物入れになります。うーむ。迫力。

お水のグラスにもよく見れば底にカエルが…。きれいなグリーンのガラスをのびやかに泳いでいます。このグラス、10個に1個はおたまじゃくしもいるそうです。わたしのグラスにはいなかったけど、そんなオマケもたのしいな。それにしてもガラスがきれいだー。

メニューは月変わりの懐石と、カレー膳、スイーツなど。今月の懐石は「トロピカル懐石」でココナッツの前菜二種、ロコモコカクテル、ソフトシェルクラブと京野菜の揚げ出し、スパークリングトムヤンクン、トロピカルグリルチキン、ご飯、香の物、マンゴーの生八橋、食後の飲み物で二千円。かなりお手頃なお値段です。わたしはカレー膳をいただきましたが、添えられたマンゴーチャツネを入れつつ、プレーンヨーグルトを味わいつつ、素揚げされた野菜を入れたりそのまま食したりと、幾重にもおいしくいただきました。次回は名物稲荷プリンや冷たいずんだのおしるこ、自家製ジンジャエールや蛙吉コーラ(蛙吉オリジナル)を頂きたいと思います。アイスティーも月替わりで、今月は白桃のアイスティーでした。

オーナーにいろいろお話をうかがいながら、「実はわたしこの近所の者で、オープンの数日前に…」と昔話を蒸し返すと、「あ!あの時の方!えーと、髪の毛長くなかったですか?」とわたしを覚えていてくださったのでした。そう、髪の毛切ったの。気だるい中年女ロングから戦後の昭和史ボブに。
伏見稲荷界隈は伏見稲荷はもちろんのこと、南方面には宝塔寺や石峰寺やぬりこべ地蔵、北方面には藤原俊成の墓や少し足を伸ばして東福寺など様々な観光地をめぐることができます。伏見稲荷にお越しの際は、蛙吉でごゆるりとおくつろぎくださいませ。
京都市伏見区一ノ坪町20-13
075-644-1530 10時~18時
毎月1日、日曜祝日休
京都市伏見区一ノ坪町20-13
晴れてそのドアをくぐりましたる蛙吉でございます。以前は昭和遺産のような大衆酒場だった築30年近い日本家屋を改装したおしゃれな造り。外見はごく普通の、おしゃれなドアが目をひく一軒家ですが、ドアをあけると思いがけず天井の高い開放的な空間が!
店内のあちこちに飾られたカエルグッズはオーナーの趣味で集められたものだとか。豆サイズのころりんとした豆カエルから、最大サイズは2階和室の赤カエルまで。小椅子?というほど大きな赤カエルは東南アジアで見つけた逸品で、口があんぐりと開いて物入れになります。うーむ。迫力。
お水のグラスにもよく見れば底にカエルが…。きれいなグリーンのガラスをのびやかに泳いでいます。このグラス、10個に1個はおたまじゃくしもいるそうです。わたしのグラスにはいなかったけど、そんなオマケもたのしいな。それにしてもガラスがきれいだー。
メニューは月変わりの懐石と、カレー膳、スイーツなど。今月の懐石は「トロピカル懐石」でココナッツの前菜二種、ロコモコカクテル、ソフトシェルクラブと京野菜の揚げ出し、スパークリングトムヤンクン、トロピカルグリルチキン、ご飯、香の物、マンゴーの生八橋、食後の飲み物で二千円。かなりお手頃なお値段です。わたしはカレー膳をいただきましたが、添えられたマンゴーチャツネを入れつつ、プレーンヨーグルトを味わいつつ、素揚げされた野菜を入れたりそのまま食したりと、幾重にもおいしくいただきました。次回は名物稲荷プリンや冷たいずんだのおしるこ、自家製ジンジャエールや蛙吉コーラ(蛙吉オリジナル)を頂きたいと思います。アイスティーも月替わりで、今月は白桃のアイスティーでした。
オーナーにいろいろお話をうかがいながら、「実はわたしこの近所の者で、オープンの数日前に…」と昔話を蒸し返すと、「あ!あの時の方!えーと、髪の毛長くなかったですか?」とわたしを覚えていてくださったのでした。そう、髪の毛切ったの。気だるい中年女ロングから戦後の昭和史ボブに。
伏見稲荷界隈は伏見稲荷はもちろんのこと、南方面には宝塔寺や石峰寺やぬりこべ地蔵、北方面には藤原俊成の墓や少し足を伸ばして東福寺など様々な観光地をめぐることができます。伏見稲荷にお越しの際は、蛙吉でごゆるりとおくつろぎくださいませ。
京都市伏見区一ノ坪町20-13
075-644-1530 10時~18時
毎月1日、日曜祝日休
京都市伏見区一ノ坪町20-13
08/09: パトリ―奈良
乙女心をわしづかみにするカフェといえば、愛してやまないパトリです。
お店の名前、「パトリ」の由来は、オーナーがイタリアの中部の街にホームステイをした際、料理のレッスンをうけたマンマの名前、「パトリツィア」にちなみます。
白で統一された店内には北欧のおもちゃや作家さんの雑貨が置かれていて、購入することもできます。ちいさなベランダでお茶をいただくこともできて、そこはまさに奈良の椿井町という渋い場所(昭和中期までは市場として栄えていたそうです)にありながらも、乙女心満載のきらきらとした空間です。
パトリのマスコットは「青い鳥」。青い鳥とは言わずと知れた「幸せを探しに遠くの森へ出かけても、結局はあたたかな自分の家に本当の幸せがあった」というお話で、幸福のシンボルでもあります。店内には青い小鳥のモチーフがいたるところに配されていて、ここにも、あこにもと、探すのもたのしい時間です。お店の中にいったいどれほどの「幸福」の象徴がひそんでいるのでしょうか?
毎日カタイ本を読み、懐疑的であることを訓練される研究者のタマゴとしての日常生活の中で、わたしはなかなか「ほっ」とする時間、頭をゆるゆるにできる時間が作れません。でも、パトリにいくと、単純に感覚、美意識としてきれいなもの、すてきなもの、幸福感を感じるもの、あたたかくてふわふわした感覚にすなおに身をゆだねることができます。世の中にはこんなにもあかるくてやさしくてきれいでかわいいものたちがあふれているのね、と様々に見逃してきた女子時間を取り戻したくなってしまいます。
オーナーはとてもおだやかであかるく、すてきな方。写真を撮ることも快くお許しくださいました。冬場は各席にゆたんぽや膝掛けが置かれていたり、お客さんのメッセージノートが各席に置かれていたり、ちいさな心遣いがとてもうれしいです。
おすすめのメニューはランチの「スウェーデン風ミートボール」。日本ではめずらしいのではないでしょうか。ミートボールをコケモモのジャムでいただきます。あとはやさしい風味のハニージンジャーや、ほかほかのシナモンロールにつめたいバニラアイスをそえたもの、ムテンカみかんジュースや季節のスイーツなどです。
椿井町といえば奈良ではカフェ激戦区。それぞれが個性を競う中にあって、乙女といえばパトリ、とわたしは確信しています。
奈良市椿井町41 2F
10時~18時 水曜定休
TEL 0742-26-8145
奈良市椿井町41
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2009-10-08
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2009-10-07
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