早いもので子供が生まれて五ヶ月になる。毎日がハルを中心に怒涛のように過ぎていって浦島太郎になった気分だが、世間で何が起こっているか、そんな情報よりおハル様の体調やご機嫌のほうが今の私には何倍も重要なことだ。
五ヶ月前に宇宙人のようにとんがった頭をしてまっかっかな顔でひえひえと泣いていた子が、ふくふくのほっぺを赤く染めて私の顔を見てきゃっきゃと笑うようになった。なんとも不思議でくすぐったい感覚。
ハルは予定日の次の日にようやくこの世に生還しました!というような顔をして出てきた。出産の痛みは「鼻からスイカを出す」なんていわれるけれども、私は安産だったからなのか「鼻からさくらんぼ」くらいだろうか…と思ったりする。痛いには痛いのだが、何しろ初めての経験。周囲から「痛いよ~」と言われれば言われるほど想像だけが膨らみ、いざその場になると(もっと痛いのかも…まだまだ痛いのかも…)と思っているうちに生まれた感がある。当日は旦那さんと旦那さんのお母さんが立ち会ってくれたのだが、二人とも私よりも痛そうな顔で腰をさすったり手を握ったりしてくれていたのがありがたく、なんとも可笑しかった。
ハルが生まれてから一番覚えているのは、二日目の晩のこと。まだおっぱいをあげるのも抱っこするのも覚束なくて途方にくれていた私を変えたのはハルの泣き顔だった。お腹がすいた彼女がツバメの雛のように真っ赤な顔でひえひえと泣いているのを見て、なんともいえないいとおしさがこみ上げたのをよく覚えている。あれが母性というものなのだろうか。
毎日目が回るように忙しいけれど、ハルが生まれて変わったのは、きちんと生活するようになったということ。例えば今まで「また後でしよう」と後回ししていたことをその場で終わらせるようになった。例えば食卓に花を飾るようになった。例えば季節の行事を大事にするようになった等々。これら例えばの積み重ねでちょっとのことで笑顔になれるようになった。ハル生まれてきてくれてありがとう。これからも頼りない母を引っ張っていってね。
五ヶ月前に宇宙人のようにとんがった頭をしてまっかっかな顔でひえひえと泣いていた子が、ふくふくのほっぺを赤く染めて私の顔を見てきゃっきゃと笑うようになった。なんとも不思議でくすぐったい感覚。
ハルは予定日の次の日にようやくこの世に生還しました!というような顔をして出てきた。出産の痛みは「鼻からスイカを出す」なんていわれるけれども、私は安産だったからなのか「鼻からさくらんぼ」くらいだろうか…と思ったりする。痛いには痛いのだが、何しろ初めての経験。周囲から「痛いよ~」と言われれば言われるほど想像だけが膨らみ、いざその場になると(もっと痛いのかも…まだまだ痛いのかも…)と思っているうちに生まれた感がある。当日は旦那さんと旦那さんのお母さんが立ち会ってくれたのだが、二人とも私よりも痛そうな顔で腰をさすったり手を握ったりしてくれていたのがありがたく、なんとも可笑しかった。
ハルが生まれてから一番覚えているのは、二日目の晩のこと。まだおっぱいをあげるのも抱っこするのも覚束なくて途方にくれていた私を変えたのはハルの泣き顔だった。お腹がすいた彼女がツバメの雛のように真っ赤な顔でひえひえと泣いているのを見て、なんともいえないいとおしさがこみ上げたのをよく覚えている。あれが母性というものなのだろうか。
毎日目が回るように忙しいけれど、ハルが生まれて変わったのは、きちんと生活するようになったということ。例えば今まで「また後でしよう」と後回ししていたことをその場で終わらせるようになった。例えば食卓に花を飾るようになった。例えば季節の行事を大事にするようになった等々。これら例えばの積み重ねでちょっとのことで笑顔になれるようになった。ハル生まれてきてくれてありがとう。これからも頼りない母を引っ張っていってね。

